極寒、恐怖、絶景!初めてのトレッキング。

極寒、恐怖、絶景!初めてのトレッキング。

私が初めてトレッキングをしたのは、ニュージーランドだった。

 

まだ引っ越して間もないころ、ハウスオーナーのニュージーランド人が
トレッキングに誘ってくれた。
私はすぐに友達が出来たような気になり、喜んで承諾した。

 

すぐにその当日になり、その日は朝から出発する予定だったが、
さすがウェスタンの時間のルーズさと言わんばかりに、
予定時刻よりもかなり遅れてのんびりと出発したのは昼の1時過ぎだった。

 

車で一時間。わくわくした時間だった。

 

現地に到着したのは皆で昼食を食べた後で、すでに2時半を周っていた。
この日一緒に同行したのは私と、ニュージーランド人のオーナーと、その彼女と、
もう一人のハウスメイトのアメリカ人だった。

 

皆体格がよく、毎日自転車で1時間かけて出勤しているようなマッチョだった。
私も自分の体力にはそこそこ自信があったので、特に気にしていなかった。

 

長い長い道のりを慣れない足取りで歩き、道のりは少しづつ本格的なジャングルに近づいていく。
残念なことにこのトレッキングの前日に雨が降り、ジャングルの奥地に進めば進む程、
足元は滑りやすく危険だった。

 

また今回のトレッキングの企画者のニュージーランド人は、初心者の私がいるにも関わらず、
なかなかチャレンジャーな道のりを選択していた。
はや歩くこと、というよりも登ること3時間。
時刻は5時半を周ろうとしている。

 

企画者のニュージーランド人はどんどんと前進していく。
ここでアメリカ人男性が気付いた。
私も内心気付いていたが、なんとなく言えずにいた。

 

「へい、どこまで行くつもりだ?」

 

いい質問だった。
ズバリ私が聞きたい質問だった。がニュージーランド人まだまだめげず、まだ大丈夫だよ!と。

 

一体何が大丈夫なのか分からないが、彼は楽しさのあまり怖いもの知らずだ。
私とアメリカ人は、日が暮れてしまったら
とても歩けるような道のりではないことに気付いていて、
その時間は今だと思っていた。

 

この後まだ進むか、引き返すかでしばし話し合いになり、結局引き返すことになった。
今思えば本当にこの時点でで引き返してよかったと思う。

 

ニュージーランド人は「同じ道をまた戻るのか?臆病な選択だな」と言っていたが、
命がかかっているのでそれどころではない。
結局私たちは半分戻ったところで日はとっぷり暮れ、
その場で星を見るために休憩することになった。

 

持参のマシュマロとガスでおやつを作り、寒さと闘うこと2時間。
夜空の星たちは絶景だった。
今まで見た星の中で一番きれいな夜空だった。

 

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